整形外科
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ご挨拶
大腿骨近位部骨折センター
平成27年7月より大腿骨近位部骨折センターを設立しました。当センターが目指すものは骨折治療後の質の高い回復です。骨折を起こしても受傷される前の生活が保たれるように、当院に搬送直後から以下の基本方針に則り病院スタッフが協力し回復に向け動き出します。
- 患者さん個々の病状と背景を考えた迅速で的確な治療計画
- 既往症と合併症に対して他職種と連携
- リハビリへの他職種の関わり
骨粗鬆症を背景に転倒などの軽微な外傷をきっかけに発生する大腿骨近位部骨折(股関節周囲の骨折)に対し、当院は全国有数の診療実績を有しています。同骨折を積極的に受け入れた結果、大腿骨近位部骨折は当院の下肢骨折手術の8割を占めるに至っています。 股関節周囲の骨折はご高齢の方に多く生じるため、手術後のすみやかで良好な機能回復を得るには、患者さんが持つ様々な既往症や合併症に入院早期から適切に対応し、骨折に伴う全身状態の悪化を来さぬようできるだけ早期に手術を実施することが不可欠です。 そのために、救急外来、手術室、病棟との連携および診療科間、他職種間の連携を深め、病院全体で患者さんに向き合うよう努めています。 可能な限り入院後24時間以内に低侵襲かつ確度の高い手術を行い、速やかにリハビリを開始し、他職種が機能回復に関わることで、患者さんが早期に本来の自立した生活へ復帰出来るよう頑張っています。
骨粗鬆症外来
骨粗鬆症は、「沈黙の疾患」ともいわれ、全国に1300万人近い患者さんがいるといわれます。その患者さんの多くは実は未治療のままです。そこで未治療の骨粗鬆症の患者さんおよび骨粗鬆症予備軍の方に対し、骨粗鬆症の予防および治療を積極的にすすめるために、骨粗鬆症学会認定医2名と看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・放射線技師といった多職種のメンバーからなる骨粗鬆症マネージャー5名が中心となって、平成28年8月1日より骨粗鬆症外来を開設しました。骨粗鬆症外来では最新の「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」に準拠しつつ、「いつのまにか骨折」を防ぎ、健康寿命延伸につながるように診療を行っています。 また、毎週月曜日11:30からは週替わりで骨粗鬆症マネージャーが地域の皆様にむけて骨粗鬆症に関連する地域公開ミニレクチャーを聖霊ホール前のスペースで行っています。ぜひご参加ください。
人工関節(膝・股)
毎週月曜にリウマチ・人工関節外来、金曜に人工関節外来を行っています。 術前に作成した3次元モデルを基準にして、骨切りを行う方法を導入しました。 術前計画通りの正確な人工関節の設置が可能になり、安定した結果を残しています。 手術は毎週月曜に行います。
小児整形外科
先天性股関節脱臼はおむつの改良等の予防活動が行き渡り、頻度は10分の1程度に減少しましたが、発見が遅れると、整復のための入院が必要になり、その後も手術が必要になる場合もあるため、現在でも生後数ヶ月以内の股関節検診が必要です。 当院では先天性股関節脱臼の見逃しが無いように、生後1ヶ月時に股関節エコーによる検診を行っています。1ヶ月時に股関節の発達が不十分または脱臼・亜脱臼を認める場合はオムツや抱っこの仕方、むき癖の矯正法などを指導し、2ヶ月時にもう一度股関節エコーを行います。この時点で股関節の形が正常に近づく例が殆どですが、改善の見られない場合は、原則としてリーメンビューゲルという装具による治療を開始します。脱臼の程度が強く装具による整復が得られない場合や装具による整復では合併症として大腿骨頭の変形を生じる恐れがある場合には、入院して牽引療法により時間をかけ愛護的に脱臼を整復します。 その他、筋性斜頸、内反足、成長期に生じる関節痛にも対応しています。心配な方はご相談ください。
医師紹介
医師氏名 | 職名 | 専門領域 | 資格・専門医 |
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安藤 智洋 |
副院長 |
脊椎・脊椎外科 リハビリテーション科 整形外科全般 |
日本整形外科学会 専門医 |
山田 知史 |
リハビリテーション科部長 |
整形外科全般 | 日本整形外科学会 専門医 |
青木 良記 |
整形外科部長 |
多発外傷 骨粗鬆症 整形外科全般 |
日本救急医学会 専門医 日本骨粗鬆症学会 認定医 |
木村 良彦 |
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整形外科全般 | |
田中 哲司 | 非常勤 | 小児整形外科 リハビリテーション医学 整形外科全般 | 日本整形外科学会 専門医 日本リハビリテーション医学会 認定臨床医 |
大澤 郁介 | 非常勤 | 股関節 整形外科全般 | |
来田 太平 | 非常勤 |
リウマチ科、人工膝関節 |
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