お産について
妊娠中・出産・産後のケアについて
当院では、産婦人科医・小児科医・助産師・看護師・栄養士・心理士・薬剤師がチームとなって、妊娠・出産・産後・子育て期間をサポートします。
妊婦健診では、産婦人科医師の診察に加えて、助産師が妊娠の時期に合わせて丁寧に関わり、妊婦さんの心身の変化に合わせた生活や育児準備などさまざまなサポートを行っています。
さらに、出産後の入院期間から、退院後の母乳外来(助産師外来)、育児相談まで、ママの心身の回復、育児の練習、母乳育児などを長期的にサポートしています。
「親子3代ここで生まれました」と言って下さる方もたくさんいらっしゃます。
2人目、3人目のご出産でも引き続きご利用下さる方もいらっしゃいます。
長年地域の方にご信頼をお寄せいただいている聖霊のお産。
優しさ、温かさが自慢です。
産前
»当院の妊婦健診の特徴
いつも同じ医師が健診を担当する主治医制です。助産師や他スタッフも妊婦ひとりひとりの思いを大切に、あらゆるお悩みに対して出産までサポートしていきます。
»お産が近づいてきた方へ
定期的に安産教室を開いています。出産が近づいてくると、身体と心も変わっていきます。元気な赤ちゃんに会うために、不安を解消し、必要な知識を学ぶことができます。
- 女医さんにみてもらえますか?
- 女性の産婦人科医が在籍しております。予約の際に希望をお伝えください。
ご希望の曜日によっては、女性医師が妊婦健診の担当ではない場合もあります。
また、夜間や時間外では、男性医師が担当になることもあります。
担当医の外来日であっても、緊急手術などの対応中は、別の医師が担当することもあります。
- いろいろな先生にかかってから、主治医の先生を決めたいのですが…
- 20週頃までには主治医を決めていただけるようにお願いしていますが、外来でご希望をお伝えください。
ご希望の曜日によっては、医師が選択できない場合もあります。
なお、分娩担当医が必ず主治医とは限りませんのでご了承ください。
- 普段は別の病院で妊婦健診を受けていますが、夜間・休日で病院が開いていません。
近いので受診できますか? - 夜間・休日の時間外受診は、当院かかりつけの方のみの受付です。
初診の受付はできかねますので、情報センターにお問い合わせください。
出産
分娩(出産)について
分娩(出産)には必ず産婦人科医師・助産師が立ち会います。
助産師が中心となって、産婦さんやご家族の希望に合わせてスムーズに分娩が進行するようサポートします。
必要に応じて小児科医が生まれた赤ちゃんの診察を行います。
「無痛分娩」について
当院では、麻酔科医師の協力のもと、硬膜外麻酔併用の計画分娩を実施しています。
諸検査が必要となりますので、ご希望の方はお早めに主治医へご相談ください。
産婦さんやお腹の赤ちゃんの状況に応じて、近隣の高次医療機関に転院となる場合もあります。
- 出産の入院期間はどれぐらいですか?
- 出産した日を0日目と数えて、経腟分娩は初産婦さん6日目、経産婦さん5日目、帝王切開を受けられた方は7日目に退院となります。
延長を希望する場合はお申し出ください。
できるだけ育児や母乳に関する不安をなくして、安心して自宅に帰れるよう、退院を延期したり、産後ケア入院に切り替えて育児の練習を行ったり、休息を取ったりすることも可能です。
- 入院の部屋は個室ですか?
- 個室と大部屋があります。個室は別途料金がかかります。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
事前にご希望をうかがいますが、病棟の状況によってはご希望のお部屋にならない場合もありますのでご了承ください。
- 無痛分娩はやっていますか?
- はい、やっています。
当院では、硬膜外麻酔併用の計画分娩です。
麻酔科医が硬膜外麻酔を挿入し、産婦人科医が分娩の管理を行います。
事前に検査が必要となりますので、妊娠30週までには担当医へご希望をお伝えください。
「話を聞いてみたい」「迷っている」という場合でも、お気軽におたずねください。
- 前回は帝王切開で出産しました。今回の出産も帝王切開になりますか?
- 当院では、前回帝王切開の既往がある妊婦さんは、今回の出産も帝王切開を予定します。
TOLAC(帝王切開後経腟分娩)には対応しておりません。
- 立ち会い分娩はやっていますか。
- 経腟分娩では、妊婦さんのパートナーの方が立ち会っていただけます。
帝王切開の出産では、手術室内への立ち会いには対応しておりませんが、病棟の前で生まれてすぐの赤ちゃんに会えるようにしています。
- いつまでに分娩予約をしなければいけませんか?
- 当院では分娩制限はありません。
他院で妊娠が確認された場合は、紹介状をもらってから当院へ電話で予約をお取りください。
- 里帰り出産はできますか?
- はい、できます。
経過が順調であれば34週までには里帰りをして、当院を受診してください。
前回帝王切開の既往がある、骨盤位(逆子)などの場合は30週ごろの帰省をお勧めしています。
まずは30週ごろまでに一度、ご本人から電話でお問合せください。
また、里帰りの際は、現在受診している医療機関から紹介状をもらってきてください。
産後
»産後の生活
母乳育児を希望の方が無理なく母乳育児を続けていけるように、自宅に戻ってからの育児に困らないように、助産師がママの気持ちに寄り添いサポートしていきます。
»産後ケアについて
身体も心も穏やかに回復できるように、健やかに赤ちゃんとの新しい生活に移れるように、助産師がひとりひとりのママに向けてプランを考えます。
»母乳外来・助産師相談室
産後、母乳育児に自信ができるまで退院後「初めての母乳相談」や定期チェックなど、母乳育児を望むお母さん達をサポートしています。
- 産後は母児同室ですか?
- 当院は、産後のママが赤ちゃんのお世話や育児に慣れるため、同じ部屋で過ごす「母児同室」を推奨していますが、ママの体調やご希望に合わせて対応いたします。
また、母乳育児の希望によっても、赤ちゃんの必要なタイミングで授乳ができるよう支援します。
- 他院で出産しましたが、母乳外来は受診できますか?
- 母乳外来はどなたでも受診していただけます。お電話で予約を受け付けています。
「どれぐらいおっぱいを飲んでいるかわからない」「授乳がうまくいかない」という方、乳腺炎、卒乳の相談、育児の相談などに対応しています。
他院出生の場合は、初診料(3,000円)が追加になります。
- 「新生児ケア室」とはなんですか。
- 当院で生まれた赤ちゃんに、黄疸治療や酸素投与が必要な場合の治療のお部屋です。
また、他院で生まれ、NICUやGCUを卒業した赤ちゃんが、ご自宅に退院するまでの間の入院も受け入れています。
- 赤ちゃんがNICUに入院していました。自宅に帰る前に、育児の練習がしたいです。
- 当院では、赤ちゃんがNICU入院していたご家族を対象に「育児練習入院」を受け入れています。
授乳や沐浴など、ご自宅のような環境で練習し、退院前に育児への自信が持てるようサポートします。
宿泊して練習もできます(宿泊には別途料金がかかります)。
- NICUはありますか?
- NICU(新生児集中治療室)・GCU(新生児回復室)につきましては、2023年3月に閉鎖となりました。
当院で生まれた赤ちゃんは、当院の小児科医が診察をします。
生まれた後の赤ちゃんの状況に応じて、産婦人科医や小児科医の判断で、近隣のNICU病棟がある高次医療機関に転院となることもあります。
- 産後ケア入院はありますか?
- はい、受け入れています。
「赤ちゃんを預けてゆっくり休みたい」、「一度退院したけれどもっと授乳を練習したい」など、さまざまなニーズに対応できるようにしています。特別養子縁組で赤ちゃんを委託された養親の方もご利用いただけます。費用は1泊23,500円(部屋代・食事代込み)です。
※当院は名古屋市産後ケア事業委託施設です。名古屋市の産後ケアを希望される方は、お住いの地区の保健センター保健師までお問い合わせください。