令和5年度 病院指標
令和5年度 病院指標
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 606 | 44 | 65 | 161 | 81 | 123 | 222 | 424 | 668 | 427 |
年齢階級別退院患者数は、当院を令和5年度中に退院された患者さんの年齢を10歳刻みで集計いたしました。年齢区分は入院時の年齢です。当院の特徴である①高齢者の外傷疾患②周産期医療を反映し、0歳区分の患者さんが全体の27%、70歳以上の患者さんは前年度より4%増加し全体の53%を占め、高齢化の傾向を反映しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 122 | 1.85 | 2.61 | 0.00 | 68.93 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 70 | 23.46 | 20.60 | 11.43 | 87.27 | |
060100xx99xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし | 58 | 1.12 | 3.00 | 0.00 | 61.53 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 44 | 18.45 | 10.60 | 4.55 | 81.93 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 37 | 1.54 | 7.58 | 0.00 | 67.49 |
消化器の良性疾患に続き、高齢者の誤嚥性肺炎・体液量減少症が多くなっています。体液量減少症は主に「脱水症」のことを言います。脱水症においては、平均在院日数が全国平均よりも8日ほど長めですが、約65%の患者さんが在宅へ退院しています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 310 | 24.04 | 25.50 | 43.55 | 84.87 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 77 | 19.32 | 19.34 | 27.27 | 83.12 | |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 34 | 23.88 | 19.55 | 5.88 | 68.15 | |
160690xx02xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 | 31 | 22.13 | 19.32 | 29.03 | 82.90 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし | 24 | 17.38 | 19.27 | 50.00 | 85.21 |
高齢者の転倒などによる大腿骨近位部骨折の患者さんの受け入れを積極的に行っています。患者さんの状況に合わせ、術後速やかにリハビリを開始し、本来の自立した生活へ復帰できるよう、多職種で取り組んでいます。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1 あり | 313 | 1.00 | 2.12 | 0.00 | 2.83 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 76 | 3.29 | 10.60 | 3.95 | 4.70 | |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし | 39 | 8.28 | 6.07 | 0.00 | 0.00 | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 34 | 3.97 | 5.96 | 0.00 | 1.79 | |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし | 28 | 14.00 | 11.01 | 0.00 | 0.00 |
一般外来、連携医療機関からの紹介、救急搬送、小児慢性疾患の児の受け入れを行っています。また、食物アレルギーに関する検査入院が1位で、検査入院で実施する食物経口負荷試験検査には多職種で取り組んでいます。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 68 | 9.09 | 9.34 | 0.00 | 35.51 | |
120260x001xxxx | 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 | 17 | 8.88 | 9.31 | 0.00 | 31.65 | |
120140xxxxxxxx | 流産 | 14 | 2.00 | 2.43 | 0.00 | 34.86 | |
120165xx99xxxx | 妊娠合併症等 手術なし | 11 | 15.27 | 10.56 | 0.00 | 33.36 | |
120170x199xxxx | 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし | – | – | 20.10 | – | – |
令和5年4月より新生児・産後のケアセンターを立ち上げ、産婦人科と小児科がチームとなって、妊娠から出産まで母体と新生児、そのご家族を支援する体制を整えました。患者さんやご家族が健やかに過ごせるようチームでサポートをいたします。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 43 | 3.74 | 4.73 | 0.00 | 69.16 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 16 | 5.88 | 7.53 | 0.00 | 15.63 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 11 | 5.36 | 5.51 | 0.00 | 35.18 | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 11 | 8.09 | 8.55 | 0.00 | 68.36 | |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり | – | – | 6.74 | – | – |
1位の前庭機能障害は「めまい」や「メニエール病」のことを言います。2位である扁桃・アデノイドの治療には口蓋扁桃摘出手術やアデノイド切除術を行っています。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 17 | 14.18 | 12.88 | 5.88 | 77.18 | |
080250xx9701xx | 褥瘡潰瘍 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり | 17 | 23.71 | 44.64 | 17.65 | 84.59 | |
080250xx99x0xx | 褥瘡潰瘍 手術なし 手術・処置等2 なし | – | – | 24.26 | – | – | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | – | – | 9.29 | – | – | |
080250xx99x1xx | 褥瘡潰瘍 手術なし 手術・処置等2 あり | – | – | 32.38 | – | – |
1位の膿皮症は主に「蜂巣炎」や「蜂窩織炎」のことを言います。入院から退院までの治療目標を定めた院内のクリティカルパスを活用し、患者さんが元いた生活に戻れるよう取り組んでいます。また、褥瘡潰瘍に対してはチーム医療で取り組んでいます。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 16 | 22.38 | 13.52 | 6.25 | 79.81 | |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | – | – | 2.44 | – | – | |
110200xx99xxxx | 前立腺肥大症等 手術なし | – | – | 6.04 | – | – | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし | – | – | 20.03 | – | – | |
11013xxx99xxxx | 下部尿路疾患 手術なし | – | – | 9.55 | – | – |
近年では、排尿困難な患者さんに対して医師・看護師・理学療法士がチームとなり、排尿ケアに取り組んでいます。
緩和ケア科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
06007xxx9900xx | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 12 | 21.33 | 11.07 | 8.33 | 80.92 | |
060035xx99x0xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし | – | – | 8.34 | – | – | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | – | – | 13.59 | – | – | |
110060xx99x0xx | 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし | – | – | 7.61 | – | – | |
060020xx9900xx | 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | – | – | 11.02 | – | – |
2023年より緩和ケア病棟であるホスピス聖霊を閉鎖していますが、緩和ケアが必要な患者さんは一般病棟で受け入れを行っています。来年度緩和ケア病棟を再開目標としており、地域の医療ニーズにお応えできるよう取り組んでいきます。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 27 | 2.48 | 2.54 | 0.00 | 78.04 | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – |
高齢者に多い白内障に対して、入院にて手術を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | – | – | 1 | 8 | ||||
大腸癌 | – | – | – | 12 | 1 | 8 | ||
乳癌 | – | 1 | 8 | |||||
肺癌 | – | 1 | 8 | |||||
肝癌 | – | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌である、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌をステージ(病期)ごとに集計しています。当院は、がん治療の主体が緩和医療のため、再発の患者さんが多くなっています。(10件に満たない箇所は-表示としています。)
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | – | – | – |
中等症 | 37 | 19.65 | 83.32 |
重症 | 15 | 28.47 | 89.93 |
超重症 | – | – | – |
不明 | – | – | – |
15歳以上の肺炎で入院した患者さんについて、重症度別に患者数・平均在院日数・平均年齢を集計しています。(10件に満たない箇所は-表示としています。)
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 13 | 28.08 | 86.62 | 20.00 |
その他 | – | – | – | – |
比較的軽症な場合、急性期を脱した脳梗塞の患者の受け入れを行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 247 | 1.22 | 22.56 | 43.32 | 85.32 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) 等 | 72 | 2.42 | 21.28 | 41.67 | 82.79 | |
K0821 | 人工関節置換術(股) 等 | 48 | 2.63 | 22.21 | 8.33 | 69.29 | |
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 31 | 6.97 | 14.16 | 29.03 | 82.90 | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) 等 | 24 | 2.83 | 14.83 | 4.17 | 66.29 |
転倒によって骨折した大腿骨近位部骨折に関する手術を多く行っています。また、変形性股関節症等に行う人工関節置換術や、胸腰椎圧迫骨折等に行う経皮的椎体形成術の件数が前年度と比較し増えています。
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(2cm未満) 等 | 121 | 0.08 | 0.80 | 0.00 | 68.75 | |
K664 | 胃瘻造設術 等 | 36 | 11.64 | 23.17 | 11.11 | 79.50 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 等 | 11 | 0.18 | 13.45 | 9.09 | 79.18 | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 | – | – | – | – | – | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | – | – | – | – | – |
消化器の疾患を侵襲の少ない内視鏡手術で行っています。また、嚥下機能の低下に伴い、胃瘻造設が必要とされた患者さんに内視鏡で造設をしています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8982 | 帝王切開術(選択) | 78 | 2.73 | 7.10 | 0.00 | 35.13 | |
K9091イ | 流産手術(妊娠11週までの場合)(手動真空吸引法による) | 13 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 34.77 | |
K8981 | 帝王切開術(緊急) | 11 | 0.64 | 7.09 | 0.00 | 31.55 | |
K877-2 | 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 | – | – | – | – | – | |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)腹腔鏡によるもの 等 | – | – | – | – | – |
令和5年4月より新生児・産後のケアセンターを立ち上げ、産婦人科と小児科がチームとなって、妊娠から出産まで母体と新生児、そのご家族を支援する体制を整えました。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズ挿入)その他 等 | 29 | 0.00 | 1.45 | 0.00 | 78.38 | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – |
白内障の手術を行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 10 | 0.00 | 5.70 | 0.00 | 20.40 | |
K370 | アデノイド切除術 | – | – | – | – | – | |
K311 | 鼓膜穿孔閉鎖術(一連につき) | – | – | – | – | – | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | – | – | – | – | – | |
K340 | 鼻茸摘出術 | – | – | – | – | – |
扁桃炎に対する口蓋扁桃手術や、アデノイド切除術は若年層が多く占めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – |
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
547 | 544 | 99.45 |
リスクレベルに応じて肺血栓塞栓予防に対して策を講じることが推奨されています。肺血栓塞栓予防対策は弾性ストッキングの着用・間歇的空気圧迫装置の利用・抗凝固療法などがあげられます。
血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
344 | 229 | 66.57 |
血液培養は菌血症や、敗血症を呈する感染症疾患の診断に極めて有用で、原因菌の検出により適正な抗菌薬治療が行えるようになります。1セットのみ実施した場合の疑陽性による過剰治療を防ぐために、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
170 | 123 | 72.35 |
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることがあります。抗菌薬の適正使用を推進する取り組みが求められており、抗菌薬投与前の適切な検体採取や培養検査が必要となっています。
更新履歴
- 2024/9/26
- 令和5年度病院情報の公表